【神秘的な深い青味】福島県産・十万石青みかげをご紹介！【まだまだ原石あります】

杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代（おおしろ）賢太郎です。

ここ近年、お得意先から「中国山崎石や河北山崎石といった細目のグレー系や青系の代替石種はないか」と聞かれることがあります。
中国山崎石はかなり前から採掘が止まっており、数年前なら寺院墓地でも霊園でもよく見かけた河北山崎石も現在は採掘が安定せず、中々注文を受けづらい状況にあります。
グレー系や青系の石種は、比較的人気があるのでラインナップに加えておきたいと考える石材店様も多いようですが、今のところＧ６５４長泰（細目）やインドＭ１０といったところが中国加工の代替石種になると思います。
ただしG６５４長泰（細目）も採掘停止しており、しかも今ある原石は玉が多くそれを避けて加工することが難しくなっています。またインドＭ１０はコストパフォーマンスがよいものの黒が強いので完全にグレー系の代替石種となっていないのが現状です。

そこで当社がおすすめしている神秘的な深い青味を放つ福島県の幻の銘石「十万石青みかげ」をご紹介します。
この十万石青みかげは「小町しぐれ」とも呼ばれ、小野小町ゆかりの地・田村郡小野町で採掘されていましたが2019年に採掘元・石の協栄様が廃業したこともあり採掘停止しました。
しかし採掘が停止になる前に、当社の取引先工場が800切近い原石を購入したことで、まだまだ製品をご提供可能となっております。

なお十万石青みかげは採掘した場所や時期によって濃淡があり、同じ石でも写真のような違いがあります。
取引先工場では原石の一部分を磨いて、管理をしていますので、この洋型のようにしっかりと色合わせをして加工することが出来ます。
洋型の動画もアップロードしましたので合わせてご覧下さい。